説明
消費期限 | 2022-03-31 |
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使用対象 | 犬 |
対象サイズ | 2kg以上 |
有効成分 | ピモベンダン5.0mg |
症状 | 慢性心不全、拡張型心筋症 |
形状 | カプセル |
内容量 | 100カプセル/箱 |
保管方法 | 直射日光を避け、常温で保存 |
ブランド | Boehringer Ingelheim(ベーリンガーインゲルハイム) |
出荷国 | シンガポール / 台湾 |
・心臓のポンプの働きを効率よくさせます。
・モベンダン配合!
・犬の僧帽弁閉鎖不全による慢性心不全、および拡張型心筋症の治療に用いられます。
・ヴェドメディン5mg(100カプセル)は、犬の僧帽弁閉鎖不全による慢性心不全、および拡張型心筋症の治療に効果を発揮するお薬です。
・ヴェドメディン5mgを使用することで、心臓のポンプをより効率よくさせる作用がります。
・日本で販売されている「ピモベハート錠」と同成分のお薬です。
・ピモベンダンは人では心不全で使用される治療薬ですが犬猫では主に僧帽弁閉鎖不全症や拡張型心筋症などに対し使用されます。以前は重度の症状がみられた時に使用されていましたが、最近では症状が重度になる前に使われることが多くなりました。
・ピモベンダンはホスホジエステラーゼ阻害薬としての作用、カルシウム感受性を増強させる作用を併せもっています。
心臓の筋肉である心筋の収縮にはカルシウムイオンが必要です。また、カルシウムによる筋肉の収縮制御を可能にしているタンパク質をトロポニンといいます。
・カルシウムイオンが放出されて、トロポニンCと結合しアクチン、ミオシンが滑走することで筋肉の収縮が起こります。そのため、カルシウムイオンの濃度を上昇させることと、カルシウムイオンに対する感受性を高めることで心筋機能の改善が期待できます。
・ピモベンダンはホスホジエステラーゼと言う酵素を阻害する作用があり、心筋細胞内でのcAMPと呼ばれる細胞内の情報伝達物質の分解を抑制します。cAMPの濃度が上がることでPKAという物質が活性化し、心筋細胞内のカルシウムイオン濃度が上昇します。それにより心筋の収縮力の改善を行います。さらに血管拡張作用の働きもあり、血圧を下げる効果もあります。
体重1kg当たりピモベンダン0.25mgを1回量とし,1日2回、朝夕おおよそ12時間間隔で経口投与する。
・ピモベンダンは人間の場合、長期投与で病態が改善されたとの報告がありますが、逆に死亡率が増加したという報告もあります。人間での有効性についての結論は得られていません。
しかし、動物においては拡張型心筋症や僧帽弁閉鎖不全症において強心作用を示し短期的に症状の改善が期待されています。
・従来の治療では僧帽弁閉鎖不全症の中でも症状が重度の場合、特に咳が多い症例で用いられていました。最近では咳をしていない症例でもいつもより元気がないといった運動不耐性がある犬にも使用することが増えています。
・ピモベンダンを早期に使用することで肺水腫などで死亡するまでの日数が伸びると言う論文も出ています。いずれにしても心臓薬に関しては薬選びが重要です。
・エコー検査などで心臓の内部を確認したりレントゲン検査で心臓の大きさを確認し、現在の心臓がどのような状況かを把握する必要があります。それによって心臓病をステージを選択し、必要があればピモベンダンのような強心薬を使う形になります。また心臓病を持病として持っていると腎臓などが悪くなることが多いので薬の選択は慎重に行います。
・症状だけで判断するのは難しいので必ず獣医師の診断を仰いでから薬を投薬するようにしましょう。
・本剤は体重 2 kg未満の犬には投与しないこと。
・本剤は食餌のおおよそ 1 時間前に投与すること。
・妊娠犬及び哺乳犬に対する安全性は確立されていないので,妊娠中及び授乳中の犬には投与しないこと。
・授乳中の犬に投与する場合には,授乳を中止すること。
・肥大性心筋症あるいは機能的又は解剖学的に心拍出量の増加が見込めない症例(例えば大動脈弁狭窄症)には用いないこと。
・重度な肝障害を有する犬には慎重に投与すること。
・稀ですが食欲が落ちてしまう、倦怠感がある、下痢をする、呼吸不全が見られる、高窒素血症が出ることがあります。
・薬をあげる際はご飯を与えるおよそ1時間前が望ましいです。
・嘔吐が見られた場合基本的には薬の用量依存性のため、投与量を減らすと症状が改善されることが多いです。
・重度の慢性心不全に対してはピモベンダンの単独での使用は有効性が確立されていません。そのため、症状に応じて他の心臓病治療薬などが必要になることがあります。
・以前は重度の心臓病に対し使うお薬でしたが、最近では研究が進み、ピモベンダンは強心薬の中でも負担が少ないタイプです。
・一度使用したからといって二度と休薬できないというような怖い薬ではありません。
・席や呼吸が苦しい場合の症状を抑えるのに有効なことが多いです。
・心臓が大きく拡大するのを防ぐ役割があります。
・ピモベンダンを使用していても咳が止まらなかったり呼吸が苦しそうな場合はピモベンダンの量を増やせばいいという単純な仕組みではありません。自分自身の判断で薬の量を増やしたり減らしたりするのは犬の心臓に負担がかかるため絶対にやめましょう。
・心臓の状態をエコ検査やレントゲン検査などで把握し必要な薬を投与する必要があります。
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