リクセン錠600mg

説明

犬猫の皮膚や尿路、呼吸器などの細菌感染症に効果がある抗生物質です。
犬は体重1kg以上、猫は生後9週以上から投与可能です。
大型犬に与えやすいような薬用量に調整されています。
犬の皮膚病で非常に多く見られる膿皮症や猫の細菌性皮膚炎にも効果があります。
犬猫の生殖器や呼吸器の細菌感染症にも効果があります。
犬猫の噛み傷などによる細菌感染症や膿瘍にも効果があります。
本剤はβ-ラクタム系抗生物質のセファレキシンを600mg含んでいます。
セファレキシンは細菌の細胞壁の合成を抑えて殺菌できます。
犬猫の細菌感染症で代表的なブドウ球菌を含むグラム陽性菌とグラム陰性菌の一部に効果があります。
犬猫の投与量は体重1kg当たり15mgを1日2回、あるいは体重1kg当たり30mgを1日1回とする場合がありますが全て獣医師の判断によります。
本剤の製造元ビルバック（フランス）は産業動物や愛玩動物のために様々な商品を開発している世界有数の動物専門製薬会社の一つです。

都内の動物病院で手に入れる場合の料金

本剤を動物病院で購入するためには獣医師の診察を必要とします。初めてその症状で病院にかかる場合の参考料金を以下に示します。

初診料：1,500円前後
検査料：1,000円以上（症状により必要な検査が異なり大きく変動）
本剤7日分：4,000円程度〜
合計：7,000円程度〜
リクセン錠600mgのご使用方法
投与量は処方する獣医師の判断により変動するため、必ず獣医師の管理下で投薬を始めて下さい。
不十分な量の投与、あるいは過剰な投与は症状のみならず体調を崩すことがあるため獣医師の指示を厳守して下さい。
投薬量の目安・・・: 犬猫、1日2回、体重1kg当たり15mg、あるいは1日1回体重1kg当たり30mg　（獣医師により変動）
投与期間 ・・・症状により変動、一般的に軽い皮膚症状や細菌性膀胱炎の場合は最低2週間程度、その後症状を診ながら判断。
01
箱からブリスターを取り出しブリスターに破損がある場合は使用しないで下さい。

02
必要な量をブリスターから取り出しそのまま直接与えて下さい。（食べない場合はフードに混ぜて下さい。）

03
全量食べたことを確認後はしばらく安静にして様子を観察し、体調に異変があった場合は直ちに獣医師に相談して下さい。

特に成長期の大型犬は体重変化が大きいため、まめに体重を測定して量の調節を獣医師に相談して下さい。

投薬の際は清潔な手で行い、投薬後も手洗いをして下さい。
本剤の有効成分セファロキシンに過敏な方は取り扱いを控えるか、主治医に相談して下さい。

必要量を確実に飲み込んだことを確認して下さい。

犬の皮膚にはいくつもの細菌が人と同様に常在していますが、この病気になると主にブドウ球菌の仲間が異常に増えてしまいます。
症状は皮膚の一部だけが赤くなって腫れたり、小さなブツブツとした発疹が出て細かいかさぶたがあちこちに広がったり、フケが出たり、膿が付着して脱毛をしたりします。犬の腋の下や内股などは皮膚が薄くたるんで折りたたんだような状態で、細菌が増えやすい部分です。その他胸や頭、あらゆる部分で症状が出る可能性があります。
動物はかゆみや違和感が我慢できないため、皮膚に異常を感じるとなめたり、噛んだり、掻いたりして傷をつけてしまいます。治療が遅れると自傷（なめる、かじる、掻く、などの行為）が続いて皮膚のダメージは重症化します。
治療には本剤のような抗生物質とエリザベスカラーや洋服、ソックス、など補助的な用具を使う必要があります。一般的に原因菌に効果がある抗生物質投与は週単位で長く必要となりますが、獣医師の判断で薬用シャンプーも使用します。
普段から皮膚の健康と免疫力に効果のある獣医師が進めるクオリティの高いフードと、必要に応じたシャンプーや保湿剤の滴下は予防に効果的です。

必ずブリスターを箱のままで保管して下さい。
直射日光を避け、涼しい湿気の少ない場所で保管して下さい。
小さいお子様の手が届かない場所に保管して下さい。

本剤と同じ成分で過去に体調不良を経験したことがある場合は絶対に使用しないで下さい。
妊娠中、授乳中の犬猫は獣医師に必ず相談して判断してもらって下さい。
本剤はペニシリンに過敏な犬猫には使用しないで下さい。

主に下痢や嘔吐、便秘、皮膚の異常、食欲不振、元気消失、などがありますが、これら以外の異常を認めた場合も早急に獣医師に相談して下さい。

リクセン錠600mg

　感染症　 薬が苦手な愛犬・愛猫でも飲みやすいように嗜好性を考慮した抗生物質チュアブルで、皮膚を始めとする様々な細菌感染症に効果があります。

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