ハートプロテクトプラス小型犬用

説明

・ハートプロテクトプラス小型犬用は、体重が11kg以下の小さな小型犬のためのフィラリア予防薬で、おやつやご褒美にトリーツをあげるような感覚で投与することができます。また、子犬の場合、生後６週間から使用できます。

・フィラリア予防薬カルドメックのジェネリックですから、含まれている成分のイベルメクチン やピランテルは全く同じ用量です。（イベルメクチン 68μg、ピランテル　57 mg）

・イベルメクチンは、フィラリアを始めとする非常に多くの寄生虫に効果があり、そのお陰もあって日本人がノーベル賞を受賞することができました。ハートプロテクトプラスに含まれている用量であれば、フィラリアの幼虫は確実に死滅します。
ピランテル（ピランテルパモ酸）も、イベルメクチン同様に寄生虫の駆虫には欠かせない薬剤です。
本剤に含まれている用量では、今でもしぶとく感染が見られる回虫や鉤虫の駆虫をすることが可能です。

フィラリア感染と言えば、必ず蚊の存在が必要です。フィラリアのメスの成虫から生まれたミクロフィラリアは、フィラリアに感染している犬の血液の中を泳いで蚊に吸われるのを待っています。

いつしか蚊が吸血をすれば、このミクロフィラリアは蚊の体の中に移動して成長をし、犬に感染できる段階（感染幼虫）になって、犬に移るチャンスを狙っています。やがて蚊が犬の吸血をした時には、この感染幼虫は犬の体へ移ることになります。人間や猫などの動物にも蚊からフィラリアは移りますが、犬の体のようにフィラリアがのびのびと育つ環境ではないため、人間の場合には成虫には育たず、幼虫も死滅してしまうことが多いです。
犬の体に入って来たフィラリア幼虫は、数ヶ月の期間をかけて成長し続けながら、心臓の方へ移動して行きます。成虫になると、肺動脈や心臓に寄生をして犬の体調は見る見る崩れて行きます。フィラリアの成虫を特別な薬剤で死滅させることは非常に危険を伴い、また、心臓から直接成虫を取り出す手術は熟練した獣医師でも、犬の体調に依存する部分もあるため、確実ではありません。
そして、一度フィラリアで傷ついた心臓は元通りに戻ることはありません。
しかし、本剤を毎月1度、定期的に食べさせることでフィラリア幼虫は死滅して、犬の体はフィラリアフリーの状態になるのです。何度も蚊に刺されても、毎月の服用を続けることで、決して幼虫が成虫に育つことができません。蚊に刺されないようにすることはほぼ不可能でも、この予防薬1つでフィラリア予防は完璧と言えます。

犬の回虫や小回虫は、あまり目にするチャンスはないでしょう。しかし、今だに多くの犬が感染しており、一生に一度は感染すると言っても言い過ぎではないかもしれません。
これらの寄生虫は、多くは、感染した犬の糞便中に排泄された卵を食べてしまったことで感染します。症状は下痢、腹痛、食欲不振、栄養障害、などですが、どれも非常に特徴的なものではなく、場合によっては症状を何も出さずにいることもあります。小腸に寄生して犬が食べた物から栄養を吸収する、言わば、栄養の横取りをします。その為、子犬などは成長がままならず、衰弱してしまいます。また、人間の幼児が回虫の幼虫に感染していた、と言った例もあります。しかし、本剤に含まれているピランテルはこの回虫の仲間を確実に駆除してくれるため、たとえ散歩中に虫卵を口にして感染したとしても、確実に駆虫できます。

鉤虫は鉤という言葉が使われているように、鉤で引っ掛ける形で小腸に寄生します。そして、そこから吸血をして栄養を貰っています。傷つけられた小腸は出血もするため、結果的には吸血による貧血、出血による血便、寄生されていることによる腹痛、などの症状が出ます。感染経路は、経皮感染と言って皮膚から幼虫が入って来たり、経口感染で口から幼虫が入ったり、という 2経路です。稀に人間でも感染します。しかし、本剤のピランテルは鉤虫にも効力があります。毎月１度、1個のおやつとして与えておけば、感染しているかどうかわからなくても、確実に駆除と予防ができます。
本剤は効果が1ヶ月で、完璧な予防をするために必ず1ヶ月に一度与える必要があります。

生後6週間以上の犬に使用してください。

本剤はフィラリア感染している犬に与えることはできません。感染状態が不明の場合には動物病院で検査を受けて下さい。
本剤はフィラリアを駆除することができるため、フィラリア予防以外の目的（回虫駆除など）で使う場合でも、必ずフィラリアが陰性であることを確認する必要があります。
該当サイズを一か月、1個を投与
ハートプロテクトプラス小型犬用：11kg以下
ハートプロテクトプラス中型犬用：12kg～22kg
ハートプロテクトプラス大型犬用：23kg～45kg
45kg以上の犬に対しては、これらのチュアブルを適切に組み合わせて使用してください。
※よく噛ませてから飲ませるようにしてください。噛まずに飲み込んでしまう癖がある犬は、予めお薬を砕いて投与することをお勧めします。

01
本剤を箱から出して、必要量の1個のみをブリスターから切り離して別にして下さい。

02
おやつやトリーツのように食べさせて下さい。

03
食べない場合には、普段食べているフードに混ぜて与えて下さい。

04
必ず、1個全量を食べていることを確認して下さい。

05
食べさせた後は、安静にして経過を観察するようにして下さい。

06
投与後に異常を認めた場合には、直ちに獣医師に相談して下さい。

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近年は日本全国において、フィラリア予防を通年行うことが推奨（American Heartworm Society推奨）されており、基本的には休薬期間を設けていません。しかし、与え忘れなどがあったり、何ヶ月も休薬している場合には、フィラリアに感染している可能性があります。その場合に予防薬を与えてしまうと、犬の血液中にいるミクロフィラリアが死滅してショック状態に陥る、などの事故が起きるかもしれません。そこで、フィラリア予防薬を購入する際には、フィラリア検査をする必要がある場合があります。都内一般の病院でフィラリア予防薬を購入する際に必要な費用の目安を以下に紹介します。
・初診料（1,500円〜、再診料は初診料の半額以上）
・検査料（2,000円〜）
・フィラリア予防薬1個（1,500円程度）
・合計　5,000円〜

必ず血液検査にてフィラリア感染の無いことを確認した上で与えてください。フィラリアに感染したペットに投与すると、ショックを起こしたり死亡する事があります。
ご使用の際に、1つずつ取り出してください。残りの錠剤は箱にもどして保管してください。
直射日光を避け、適切に管理された室内（15度~30度）で保管すること。
小児の手の届かない場所に保管すること。
体重が11kgであることを必ず確認して下さい。
フィラリア陰性であることを必ず確認して下さい。

事前に必要量1個のみを準備して、残ったチュアブルは保管して下さい。

必ず全て食べていることを確認して下さい。

小さいお子様の手が届かない場所で保管して下さい。
高温・多湿を避けて保管して下さい。
紙箱のまま保存して下さい。

この予防薬にはイベルメクチンとピランテルが含まれています。これらにアレルギーがある場合には与えることができません。
食物アレルギーなどの治療を受けており、特別な療法食を使っている場合はこの予防薬をお勧めできません。獣医師に相談してから投薬をして下さい。
コリー系統の犬種は投与しないで下さい。

まれに食欲不振、嘔吐、下痢（軟便）痙攣などの副作用の症状がみられることがあります。
すでにフィラリアに感染している犬に投与した場合は、急性犬糸状虫症（大静脈　症候群）、食欲不振、嘔吐、下痢（軟便）、歩様異常などの症状がみられることがあります。
　　　　　　　
何か異常や副作用が見られた場合は、速やかに獣医師にご相談ください。

犬フィラリア感染症は、蚊が媒介する犬糸状虫や犬心臓糸状虫など“犬フィラリア”と呼ばれる寄生虫が、犬の肺動脈や心臓に寄生して発生し、それらの“犬フィラリア”が寄生することで、血液の流れが悪くなり、場合によっては死に至ることもある恐ろしい病気です。

ハートプロテクトプラス小型犬用

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