説明
消費期限 | 2023-03-30 |
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使用対象 | 犬、猫 |
対象サイズ | 全サイズ |
有効成分 | トラセミド 20mg |
症状 | うっ血性心不全、全身性浮腫、肺水腫、高血圧、尿毒症、高カルシウム血症、利尿 |
形状 | 錠剤 |
内容量 | 30錠/箱 |
ブランド | Intas Pharma(インタスファーマ) |
出荷国 | シンガポール / 台湾 |
・トール20mgは、犬や猫の心臓病治療で使用されるループ利尿薬ルプラックのジェネリック薬です。
・ループ利尿薬は心臓病や腎臓病などによる全身のむくみを改善して血圧も下げます。
・本剤はジェネリック薬のため慢性疾患のペットの飼い主さんとっては経済的です。
・トール20mgは、犬や猫の心臓病、腎臓病、肝臓病などによる全身のむくみを改善する内服薬です。
・ループ利尿薬ルプラックのジェネリック薬で長期服用が必要なペットには経済的です。
・ヒトに使用されるお薬ですがペットにも使用可能です。
・トール20mgの有効成分はトラセミドで20mg含まれています。
・トラセミドは腎臓の尿細管(ヘンレループ)に作用して利尿効果を現すお薬です。
・利尿薬はいくつか種類があり、本剤はループ利尿薬に分類されています。
・同じループ利尿薬に分類されるラシックスより10倍以上の利尿作用があり、投与量も少なくて済みます。
・ラシックスに比較して長時間の作用があり、1日1回投与で済みます。
・利尿作用により体内から水分を効率よく排出させ、全身のむくみを改善します。
・利尿することで血液の水分が減り、血管壁のナトリウムも減ることから血圧を下げます。
・本剤は抗アルドステロン作用があり、広く使われているラシックスよりもカリウムの排泄量が少なくて済みます。
・他のループ利尿薬よりもカリウム排泄が少ないことで、低カリウム血症を防ぐことができます。
・投与量は犬、猫、体重1kgに対して0.1mgを目安に1日1回ですが、必ず獣医師の指示に従って下さい。
・本剤はジェネリック薬品製造で有名なインドのインタス・ファーマです。
本剤を動物病院で手に入れる場合は診察が必要です。初診時に心臓病や腎臓病、肝臓病、などの診断に至る検査を行って処方されます。それらの検査を含めた費用を以下に示します。
(都内における動物病院の例)
①初診料 1,500円前後
②検査料 10,000円以上
③内服薬1週間分 2,000円前後から(病院や体重によって変動あり)
合計 15,000円程度
獣医師に指示された用量を必ず守って下さい。
01
箱から錠剤を必要量出して下さい。(必要であればハサミなどでカットして調整して下さい。)
02
フードに混ぜる、直接飲ませる、などをして確実に必要量を全て投与して下さい。
03
服用させた後はしばらく様子を観察し、異常が見られた場合には獣医師に直ちに相談して下さい。
・体調を確認し、異常が認められた場合は投与せずに獣医師の指示に従って下さい。
・投与量を誤った場合は体調を悪くすることがあるため注意して下さい。
・継続的に使用する場合は必ず定期的に血液検査(特に電解質、腎臓や肝臓の数値)を行って下さい。
オーナーの方への注意事項
清潔な手で取り扱って下さい。
ペットへの注意事項
きれいな水を用意し、排尿しやすい状態にして下さい。
・5歳前後を境に徐々に加齢とともに発症するケースが多くなります。
・好発犬種はマルチーズやプードル、キャバリア・キング・チャールズ、シーズー、などの小型犬です。
・心臓は4つの部屋(左右の心房と心室)に分かれており、僧帽弁は左心房と左心室を仕切る2枚の弁です。
・心臓が収縮すると僧帽弁は閉鎖して心室から心房への血液の逆流を防ぎますが、この病気は閉鎖が不完全になります。
・この原因は弁が加齢とともに分厚くなることによります。
・弁が不完全に閉鎖すると左心室から左心房へ血液の逆流が起こり、左心房とその先の肺静脈に圧がかかります。
・肺静脈は肺につながる血管であるため、結果的に肺に血液のうっ滞が生じます。
・放置しておくと心臓はそのポンプ力が低下して全身に血液が回りにくくなります。
・その結果、ごく初期ではあまり動きたがらない、呼吸が少し苦しそうになることがある、などの症状が現れます。
・放置しておくと心臓が大きくなって、すぐそばにある気管を刺激するため咳が出るようになります。
・重症になると度々舌が紫になり(チアノーゼ)、肺水腫といって肺に血液の液体成分が溜まる状態になります。
・突然死んでしまうこともあります。
・治療は症状により様々なパターンがありますが、本剤のように体に溜まってしまう水を取り除く利尿剤や血圧を下げるお薬などを投与します。
・生活面では、早い時期から運動を制限することで心臓の働きに負担がかからないようにします。
・食餌療法を取り入れて栄養分から心臓の働きを良くすることも非常に有効です。
・予防は毎年健康診断を受けて心臓のチェックを行い、早期に異常を発見することが重要です。
・心臓病は犬において老化現象と諦めてしまわずに薬で症状を遅らせたり、負担を軽くすることがクオリティライフに繋がります。
・小さなお子様の手が届かない場所で保管して下さい。
・高温や湿気を避け、涼しい場所で保管して下さい。
・本剤の有効成分トラセミドを服用して異常が見られたことがある場合には投与しないで下さい。
・妊娠中や授乳中の動物には基本的に安全ですが、投与前に必ず獣医師に確認をして下さい。
・殆どの副作用症状は一過性のもので問題はありませんが、必ず獣医師に相談をして下さい。
・主な症状は、脱水、便秘、低血圧、下痢、元気消失、などです。
・これら以外の症状が見られた場合も獣医師に相談して下さい。
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