説明
消費期限 | 2022-07-31 |
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使用対象 | 犬、猫 |
対象サイズ | 全サイズ |
有効成分 | ゲンタマイシン(硫酸塩として) 300mg、チアベンダゾール 4g、 デキサメタゾン(酢酸エステルとして) 90.3mg |
症状 | 外耳炎、真菌感染、ミミヒゼンダニ(耳ダニ)、マラセチア性外耳炎 |
形状 | 液体 |
内容量 | 10g |
保管方法 | 直射日光を避け、15〜30℃の室温で保管してください。 |
ブランド | Virbac(ビルバック) |
出荷国 | シンガポール / 台湾 |
●かゆみを素早く抑えるステロイド剤を配合しています。
●子猫に多いミミダニ治療にも使用することができます。
1日2回の点耳で、しつこい犬・猫のマラセチア性外耳炎などの治療ができる、オイルベースの点耳薬です。
ジェル状であるため、激しく振って液化させることで滴下しやすくなり、その後ジェル状に戻り、粘膜に付着しやすくなります。
点耳しやすい、しなやかなノズルがついています。
1本10g入りで、どんなサイズの犬や猫でも、およそ2週間使用することができます。
有効成分は、ゲンタマイシン30mg、チアベンダゾール0.4g、デキサメタゾン9.0mg、の3種類です。
ゲンタマイシンは、緑膿菌やブドウ球菌などのグラム陰性菌に有効なアミノグリコシド系の抗生物質で、殺菌効果があります。
チアベンダゾールは真菌に対する効果に加え、ミミダニに対する殺虫効果もあります。
デキサメタゾンはステロイド剤で、外耳炎による炎症やかゆみに対する効果があります。
メーカーのビルバックは、ペット大国フランスの動物薬専門の製薬会社で、ペットフードやケア製品も販売している人気ブランドです。
動物病院では一般的に点耳薬を処方してもらうためには、耳の検査を受ける必要があります。
以下に、検査と、デキソリールと同じ効果がある点耳薬を処方された場合の参考料金を示します。
(都内における動物病院の例)
①初診料:1,500円程度(再診料:初診料の半額程度)
②検査料:2,000円程度
③点耳薬10g1本:2,500円程度
合計:6,000円程度
※いずれの場合も病院によって変動します。
点耳する前に必ず耳垢を完全に除去し、外耳道を乾燥させてください。
鼓膜の状態を確認してください。
使用前は必ず強く振ってください。
点耳量の目安:1回0.5mlを1日2回、症状に合わせて7~14日間。
01
キャップを開けて、耳介(耳のピラピラした部分)を持ち上げた状態でノズルを挿入します。
02
獣医師に指示された量を点耳します。
03
首を振らせないように注意しながら、耳の付け根をマッサージして、薬液を浸透させてください。
使用開始後は、定期的に獣医師のチェックを受けてください。
ミミダニ感染の治療の場合、同居のペットにも感染することがあるため、全てのペットは検査と治療を行ってください。
直接手に触れた場合は、石鹸で手洗いをしてください。
ペットの首振りで飛び散った薬剤が目に入らないように注意してください。
点耳後に垂れた薬液は拭き取ってください。
治療したペットや同居動物が薬液をなめないように監視してください。
ミミダニは犬やウサギ、フェレットでも感染しますが、特に猫に多く症例が見られ、野良猫や生後1年未満の猫の感染率がトップと言えます。
猫の外耳道炎の85%、犬の外耳道炎の50%はミミダニが原因であるという報告もあります。
とても小さなダニですが、感染している犬や猫の耳垢を取って、じっと目をこらして見たり、ルーペなどで眺めていると、こそこそと動いている姿が簡単に確認できます。
症状としては、頭を振ったり、耳を掻いたり、外耳道が炎症を起こしたり、大量の耳垢が溜まったり、さらに、頭を振った瞬間に乾燥した黒い耳垢が飛び散ることもあります。
放置しておくと、細菌類や真菌類による二次感染を起こし、膿や滲出液が出ることもあります。
卵から卵への完全なサイクルは18日から28日で、通常、寄生した犬や猫の外耳道内でその一生を過ごしています。
感染数が異常に多くなると、頭部、顔面、耳介、頸部、などの別の場所に感染する「異所性感染」を起こすこともありますが、ミミダニは埋没せず、表皮の破片を食べます。
犬や猫への感染は、密接な接触によって移る可能性があり、家庭内の1匹の犬や猫にミミダニが存在する場合、その家庭内のすべての犬や猫を治療することが不可欠です。
治療は、外耳道に炎症がひどい場合には、デキソリールのようにミミダニ治療と同時に炎症や二次感染の原因となる病原菌の増殖を抑えることが必要になります。
出血をしたり、膿が出ているような症例には内服薬として病原菌に応じて抗生物質や抗真菌剤などを投与することもあります。
現在、ノミと同時に治療できるスポットオンタイプの予防薬などが簡単に入手できるため、是非、毎月一度の予防薬滴下を行ってミミダニ予防をすることをおすすめします。
使用後は確実にキャップを閉めてください。
直射日光を避け、15〜30℃の室温で保管してください。
使用開始後、28日経過した点耳薬は廃棄してください。
以下の場合は使用しないでください。
鼓膜が破損している犬や猫。
妊娠中や授乳中、繁殖を予定している犬や猫。
獣医師が処方した犬・猫以外のペットやヒト。
有効成分の抗生物質や抗真菌剤に耐性がある菌の感染症である場合。
外耳道の炎症、発疹、かゆみ、潰瘍、元気消失、などですが、点耳を中止することで改善する場合がほとんどです。
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