ストロングホールド猫用6本(レボリューション欧州版)

説明

ストロングホールド猫用は日本で「レボリューション6％」としてゾエティスから販売されている薬と全く同じ薬のヨーロッパ版です。
体重が2.6～7.5㎏までの猫ちゃんが使えるサイズです。
ストロングホールド猫用の成分はセラメクチンで哺乳類に対して安全性が高く、昆虫や寄生虫に対する駆除効果の高い薬です。
皮膚につけるだけの薬なので、飲み薬を投与しにくいねこちゃんでも楽に投与できます。
１つの薬で、フィラリア・ノミ・耳ダニ・回虫の4種類の寄生虫の予防駆除ができる画期的な薬です。
皮膚に塗布した薬の成分が速やかに浸透し、血液中に入り全身にいきわたりますので効果にむらがなく隅々までしっかりききます。
使い方は簡単・便利で舐め取られない首の後ろや肩甲骨のあたりに塗布するだけで、1か月間効果が持続します。
滴下量が0.75mlで少なくサラサラしているので、塗布した部分の被毛がかたまったり、べたべたすることがありません。
刺激が少なく他の滴下タイプの予防薬が合わなかったねこちゃんでもお試しいただけます。
ストロングホールド猫用はノミの感染も予防します。ノミはアレルギーや皮膚炎の原因になることがあり、瓜実条虫という体長が1ｍ前後の消化管内寄生虫を媒介します。
本剤塗布後24時間で約98.9％のノミが駆除され、48時間で100％のノミが駆除されます。
塗布30日後でもノミの駆除はほぼ100％でしっかりした効果が1か月間しっかり続きます。
ミミヒゼンダニは耳の中に寄生するダニで激しい痒みが特徴ですが、ストロングホールドで駆除と予防が可能です。
従来の耳ダニ治療は時間がかかり投薬が大変でしたが、ストロングホールドは1か月1回塗布するだけです。
ストロングホールド塗布30日後、60日後の耳ダニ成虫の減少率は100％で、本剤を塗布することで耳ダニを駆除し感染を予防できます。
猫も犬と同様に蚊が媒介するフィラリア（心臓に住む寄生虫）に感染し突然死の原因になるとも言われていますが、本剤はその予防が可能です。
例えば飼い主さんの靴の裏についた土など、環境の至るところに回虫の成虫卵が紛れている可能性が高いため、本剤を1ヶ月に1回塗布して予防することが大切です。
フィラリア症は10頭に１頭の割合で猫にも感染する病気で、室内飼育の猫であっても室外飼育の猫と同様にフィラリア感染があり、その危険性は室内飼育と室外飼育で変わらないことが報告されています。

動物病院でフィラリア症予防薬を購入する場合は、診察を受け健康状態に問題がないことを確認したうえで処方されます。１匹の猫ちゃんに感染するフィラリア成虫の数が犬よりも少なく、本剤投与前の猫ちゃんのフィラリア検査に関しては動物病院で確認が必要です。以下は検査を含めなかった場合の都内の個人病院での参考料金です。

都内の個人病院での参考料金

初診料　1000～1500円（再診料の場合、500～1000円）
予防薬　1400～1700円/本
予防薬6ヶ月分　10,000円程度
予防薬6ヶ月分　10,000円程度
初診料+再診料6ヶ月分　4,000〜7,500円

投与前に体重を測り、2.6～7.5㎏であることを確認してください。
6週齢未満の猫には投与できません。
ノミや回虫などの予防も含め、通年投与を推奨します。
1か月に1回、決まった日に投与してください。
皮膚に塗布した後に発赤などの異常が起こった場合は、速やかに獣医師の診察を受けてください。
舐めることができない後頭部や肩甲骨の付近などに塗布してください。
投与後2時間以内は水浴びなどをさせないように気をつけてください。
耳ダニ駆除だけを目的として投与している場合、投与1か月後に十分な効果が効果が得られない場合は獣医師の治療方針に従って下さい。
複数の猫を飼っている場合は全頭同時に投与してください。
複数の猫に投与した場合は舐めないように1頭ずつ隔離してください。
体重別になりますので以下の薬のサイズに従ってください。
　ストロングホールド子犬子猫用：　～2.5㎏（生後6週齢以上）
　ストロングホールド猫用：　2.6～7.5㎏
　体重が7.5㎏以上のねこちゃんの場合は、体重1㎏あたりセラメクチンの量が6㎎になるように計算してください。
01
ピペットを上向きに持ち、キャップを垂直に強く押し込み先端に穴をあけてください。容器を強く抑えると薬が飛び出す場合がありますので注意してください。

02
後頭部～肩甲骨のあたりの毛をかき分け、できるだけ皮膚につくように塗布する。

03
塗布した薬が乾くまでに約1日かかりますので、乾くまでは触らないように気を付けてください。

わかりやすい！動画でストロングホールド猫用をチェック！

要指示医薬品なので、獣医師等の処方箋・指示により投与してください。
効能・効果において定められた目的のみに使用してください。
定められた用法・用量を厳守してください。
6週齢未満の犬及び猫には使用しないこと。
1回投与すると通常1か月間ノミの新しい寄生を防ぎます。
開封したものは速やかに使い切り保存しないようにしてください。
必ず血液検査にてフィラリア感染の無いことを確認した上で与えてください。
フィラリアに感染したペットに投与すると、ショックを起こしたり死亡する事があります。

投与後は完全に乾くまで投与部位に触れないこと。また、投与したことを知らない人が投与部位に触れないように注意してください。特に、子供が投与した猫に触らないように注意してください。
火に近づけないでください。
誤って皮膚についた場合は石けんでよく洗い流してください。また、目に入ってしまった時には流水でよく洗い流して下さい。皮膚や眼に刺激が残る場合は、速やかに医師の診察を受けてください。

塗布部の皮膚に炎症やただれがないことを確認し、水でぬれていないことを確認したうえで塗布してください。
投与後は猫になめさせないように注意してください。
万が一舐めた場合は流涎あるいは嘔吐がみられることがあります。速やかに動物病院で診察を受けるようにしてください。
猫の場合、塗布した部位に一過性の脱毛が起こる場合があります。

フィラリア症は成虫の駆虫剤をつかって治療することもできますが、動物病院での慎重な判断や体調診断が必要な場合が多く、治療よりもまず予防に注力します。発症した場合、放置すると心臓の弁に成虫が絡まり、血管を塞いで心不全を引き起こすケースがあります。最悪の場合急性心不全で死亡します。

フィラリア症とは、犬糸状虫と呼ばれるミクロフィラリアの成虫が猫の心臓に寄生することで発症する呼吸器・循環器・心不全などの総称です。
フィラリアの感染は蚊が中間宿主となることでことで発生します。1. 蚊がフィラリアに感染した犬や猫を吸血し、その際ミクロフィラリアも同時に吸引する。 2. 蚊の体中でミクロフィラリアが感染幼虫に成長する。 3. ミクロフィラリアの感染幼虫を保有した蚊が別の猫を吸血。その刺し傷から「感染幼虫」が猫に侵入。 4. 猫の体内で成虫になり、フィラリア症を引き起こす。ヒトにも感染します。
感染幼虫が人間や動物の体の中に入った後は、6ヶ月程度で心臓まで移動しながら成長し続けます。心臓に到達し成虫になると、やがてメスはミクロフィラリアを生み繁殖します。一方、フィラリアに寄生された心臓は徐々に弱り、最後には寄生された犬や猫は急性心不全などで死んでしまいます。
清潔な環境になったとはいえ、現在でも消化管に寄生する寄生虫は多くフィラリア以外でも寄生虫の脅威を忘れてはいけません。その代表である回虫は、感染能力のある卵が猫や人間の口に入ることで感染します。また、鉤虫は感染幼虫が猫や人間の皮膚を通って感染を起こします。これらの寄生虫は体内を移動して腸まで達し、下痢や血便などの症状を出します。本剤は、この厄介な寄生虫たちをまるごとひっくるめて毎月1回の駆虫で予防するお薬です。

フィラリアといえば、犬の病気と思っている飼い主さんは意外と多いのではないでしょうか？
フィラリア症は猫もかかる、猫も予防が必要な病気の一つです。

詳しくはこちら 猫のフィラリアについて

ノミダニなどの寄生虫を放置すると、猫は皮膚疾患になります。人間同様、猫にとっても皮膚は身体を外部から守る「バリア」です。そのバリアの最外層を「表皮」と呼びますが、猫はこの表皮が人間に比べ薄く、外部からの刺激や侵入物の影響を受けやすい生き物です。動物病院でも最も多い来院理由に「皮膚病」があげられるといわれており、飼い主にとって猫の皮膚病は真剣に対策すべき大切な問題です。

寄生虫による猫の皮膚病

耳ヒゼンダニ症：ミミヒゼンダニ(耳疥癬)による皮膚病。黒い耳垢を伴う強い痒みに襲われる。
ノミについて：日本に生息する多くが猫ノミである。吸血によるかゆみや、ノミを介して感染する消化器官寄生虫の被害、ノミの糞害もある。

高温になる場所は避けて、冷暗保存してください。
子供やペットの手の届かない場所に保管してください。
食品とは区別して保管してください。
廃棄する場合は環境や河川を汚染しないように気をつけ、地方公共団体の条例に従って廃棄してください。

妊娠中、授乳中、妊娠の可能性のあるねこには投与しないようにしてください。
フィラリアに感染している疑いのある猫には慎重に投与してください。また、血液検査で感染の有無を確認後投与するようにして下さい。

本剤の滴下によって脱毛や皮膚のかゆみ、発赤、滴下した部位に白い粉のようなものが残る、などがあります。
まれによだれを垂らしたり、呼吸が荒くなったり、震え、嘔吐や下痢などが見られることがあります。
以上の症状以外も含め、異常が現れた場合は直ちにかかりつけ獣医師に相談して下さい。

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