コンフォティスプラス小型犬用

説明

小型犬専用（4.6 – 9 kg）のノミ、マダニ、回虫、鉤虫、鞭虫、フィラリアの予防薬です。
日本ではパノラミスの名前で販売されている予防薬の海外版です。
投薬が難しいタイプの子でも食べやすいビーフ味のチュアブルです。
本剤1錠で1ヶ月の間効果が持続します。
本剤は8週齢の子犬から使用できます。
ノミは投与してから30分で駆除が始まります。
ノミアレルギーの子は本剤で再発を防ぐことができます。
ノミを駆除することでノミからうつる瓜実条虫も予防できます。
食べるタイプのノミ・マダニ予防薬で皮膚を汚さないため、投与直後からスキンシップも可能です。
飼い犬のマダニ予防をすることでマダニからうつる犬のバベシア原虫や人にうつるSFTS（重症熱性血小板減少症候群）の原因ウイルスも予防できます。

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本剤の有効成分はスピノサド270mgとミルベマイシンオキシム4.5mgです。
スピノサドはノミとマダニの神経系に作用して駆除効果を現します。
この成分は血中に入った後に皮下脂肪などに成分が蓄積して1ヶ月の間血液中に流れ込みながら吸血するノミとマダニを駆除します。
スピノサドの基準量は体重1kgあたり30mgです。
ミルベマイシンオキシムは回虫、鉤虫、鞭虫、フィラリア、に効果を現します。
基準量は体重1kgあたり0.5mgです。
ミルベマイシンは寄生虫の神経や筋細胞に作用して駆除効果を発揮します。
イベルメクチンを使用できないコリー系統の犬でも安全に使用できます。

※アメリカ犬糸状虫学会のガイドラインによりフィラリア流行地域では本剤のような予防薬での通年予防が必要です。
製造元は動物医学界で世界的に有名なエランコです。

本剤はフィラリア予防薬であるため、フィラリア予防を継続していない場合には検査が必要になります。その場合に発生する費用は以下のようになります。
（都内の一般的な病院での例）

初診料　1,500円前後
フィラリア検査料　3,000円程度
本剤1錠（日本名パノラミス）　2,500円程度
合計　7,000円程度

必ずフィラリア検査を行って陰性であることを確認して下さい。
01
ブリスターから必要量を出して下さい。

02
効果を最大限にするため、少量のフードを用意して粉にして混ぜる、あるいはそのままの状態でフードと一緒に与える、などをして下さい。
（投与直前か直後にフードを与えることも可能）

03
投与後は様子を観察し、1時間以内に嘔吐した場合には再度投与する必要がありますがその場合には獣医師に必ず確認して下さい。

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フィラリア予防以外の効果（ノミやマダニの駆除、お腹の虫の駆除）を目的とした場合でもフィラリア陰性を確認してから投与して下さい。

犬フィラリア感染症は、蚊が媒介する犬糸状虫や犬心臓糸状虫など“犬フィラリア”と呼ばれる寄生虫が、犬の肺動脈や心臓に寄生して発生し、それらの“犬フィラリア”が寄生することで、血液の流れが悪くなり、場合によっては死に至ることもある恐ろしい病気です。

清潔な手で取り扱って下さい。
小さなお子様の誤飲に注意して下さい。

全量を確実に摂取したことを確認して下さい。
万が一摂取後に嘔吐した場合は獣医師の指示に従って下さい。

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●犬鉤虫感染症ってどんな病気？
犬鉤虫感染症は原因となる犬鉤虫が犬の小腸粘膜にかみついた状態で寄生し、血液を吸われてしまう病気です。
犬鉤虫の名前は鋭い牙を持って粘膜に引っかかったような鉤と似た状態で寄生することに由来します。
犬鉤虫に血液を吸われた犬は貧血を起こしたり、腹痛を感じたり、また下痢や血便などの症状も現れます。
感染経路は複雑で母犬の胎盤から、母乳から、あるいは感染幼虫が口や皮膚から入る場合もあります。
人にも皮膚から感染幼虫が入ることがあります。
幼虫として犬の体内に侵入して小腸に到達した鉤虫はそこで成虫となって産卵します。
感染された犬の便には鉤虫の未成熟卵が混じるようになり、やがて卵は成熟して幼虫が這い出て再び犬の皮膚や口から体内へ入ることになります。
寄生された状態を放置すると貧血が進み、衰弱して子犬の場合には死亡することもあります。

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治療は本剤のような駆虫薬で駆虫をし、症状に合わせて必要な治療を行います。
毎月本剤のような駆虫薬を季節に関係なく通年で投与することで予防可能です。

小さなお子様の手が届かない場所で保管して下さい。
直射日光をさけ、湿気が少なく涼しい場所で箱に入れたまま保管して下さい。

本剤の有効成分であるスピノサド、ミルベマイシンオキシムのいずれかを使用して体調を崩したことがある場合は使用できません。
本剤は犬のためのお薬です。
本剤には豚や大豆由来成分が含まれているため、これらの成分にアレルギーがある場合は使用できません。
妊娠中、授乳中の犬には使用しないで下さい。
てんかんの治療をしている場合には慎重に投与して下さい。

下痢、嘔吐、食欲不振、元気消失、など。
上記の症状以外でも異常が見られた場合には直ちに獣医師に相談して下さい。
フィラリアに感染している犬に投与した場合、重篤な副作用により死亡することがあります。

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