説明
消費期限 | 2022-08-31 |
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使用対象 | 犬 |
対象サイズ | 20kg以上(生後6ヶ月〜) |
有効成分 | クロミプラミン塩酸塩80mg |
症状 | 分離不安症 、不安症、うつ、ストレス |
形状 | 錠剤 |
内容量 | 30錠 |
保管方法 | 涼しい場所(室温15〜25℃)で、湿気を避けて保管してください。 |
ブランド | Elanco(エランコ) |
出荷国 | シンガポール / 台湾 |
●生後6ヶ月以上、体重20kgを超える大型犬に使用できるサイズです。
●ミートフレーバーで、経口薬を受け付けないタイプの犬でも簡単に投与できます。
犬の不適切な吠えや破壊行動、不適切な排泄(排尿・排便)は、行動修正を行い、クロミカルムを使用することで改善されます。
投与量の変化に合わせて調整しやすいカット線入りの錠剤です。
1箱に30錠入りで、40kgの犬の場合、1日2回の投与で30日間の治療が可能です。
FDA(米国食品医薬品局)が承認している犬専用の抗うつ剤です。
有効成分はクロミプラミン塩酸塩として1錠に80mg含まれています。
クロミプラミンはヒトのうつ病や不安障害、強迫性障害の治療に使用されています。
抗うつ剤の中でも抗不安効果と抗うつ効果が強く、三環系という種類に属し、抗うつ剤の中では古くから使用されている薬剤です。
脳内のセロトニンは幸せホルモンとも呼ばれており、この取り込みを強く阻害し、同時にノルアドレナリンの取り込みも阻害します。
セロトニンの量が増加することで不安が緩和され、問題行動を起こさなくなります。
製造元エランコは世界トップレベルの動物専用治療薬の製薬会社で、フィラリア予防薬をはじめ、ペットフードや大動物の製品まで広く取り扱っています。
クロミカルムを処方してもらうためには、犬は診察を受け、分離不安と診断されなければなりません。
以下に、その際に請求される費用の例を示します。
①初診料:1,500円程度(再診の場合:初診料の半額程度)
②クロミカルム80mg1週間分:4,000円程度
合計:6,000円程度
※いずれの場合も病院によって変動します。
投与量の目安は、1日2回、犬の体重1kgに対してクロミプラミン塩酸塩1〜2mgです。
01
獣医師の指示通りの量を取り出します。
02
直接そのまま投与してください。(食べない場合にはフードに混ぜてください)。
03
投与後はしばらく経過を観察してください。
投薬のみの治療では問題行動は改善しません。
飼い主さんの行動修正も必要になります。
眠くなることがありますが、鎮静作用はありません。
個体差がありますが、治療は2〜3ヶ月継続する必要がある場合があります。
3ヶ月経過しても症状が改善しない場合は中止してください。
嗜好性の高い錠剤のため、必要量を取り出した後は直ちに容器は保管場所に戻してください。
指示された量を確実に全量食べていることを確認し、嘔吐が見られた場合はフードと一緒に投与してください。
犬の分離不安症は非常に頻度の高い犬の行動障害で、多くの問題行動によって症状が現れます。
犬の分離不安は、子犬が誰かに強く愛着を感じるという感情が芽生える生後数ヶ月間に生じると考えられています。
子犬は生まれた時から社会的な存在として主に母親との絆を作り、すぐに母親が大切な存在になりますが、8週間を経過すると、母犬は徐々に子犬から距離を置き始めます。
子犬が新しい飼い主と一緒になると、子犬はすぐに1人または複数の人に執着する傾向があります。
飼い主さんは来たばかりの子犬に過剰な注意を払い、スキンシップするだけでなく、同じ寝室で寝るなどをして子犬を再び幼児化する傾向があります。
子犬はやがて家庭の中心的な存在となり、飼い主さんは幼い犬が自立するために必要な「拒絶」をしないため、子犬は本当の意味での自立ができません。
このように子犬は母犬の愛着から人間の愛着へと自然に変化して、最終的に過大な人間への執着となります。
飼い主さんはこの事実に目を向けず、出かける時に安心させるために必ず話しかけたり、スキンシップをしてなぐさめる、などの行動を繰り返します。
これは逆効果で、留守番をする不安や恐怖はつのり、やがて行動として現れます。
破壊的な行動をしたり、あちこちに排泄をしたり、遠吠えをしたり、四肢の先端をなめ続けたり、など、様々です。
放置しておくと飼い主さんのストレスも溜まり、犬は食欲を無くしたりなどをして健康状態が悪くなります。
治療法の基本は、飼い主さん自身がペットの要求(遊んでほしいなど)をすべて受け入れないことです。
飼い主さん独自の方法で犬との距離を修正することは難しく、専門家の指導が必要であり、場合によっては薬剤治療(クロミカルムなど)を行うこともあります。
特に犬が攻撃的な場合は早い段階で専門家と治療を始めなければなりません。
予防法は子犬の頃からの飼い主さんの犬に対する態度であり、知識が不十分な場合には必ず専門家のサポートが必要です。
涼しい場所(室温15〜25℃)で、湿気を避けて保管してください。
他の容器に移すことはせずに、そのまま保管してください。
以下の場合は使用しないでください。
体重1.25kg未満、あるいは生後6ヶ月未満の犬。
妊娠中、授乳中、繁殖予定の犬。
獣医師の診察を受けていない動物やヒト。
現在てんかんの治療を受けている、既往歴がある犬。
バルビツール酸誘導体や麻酔剤を使用する予定がある場合。
現在セロトニン取り込み阻害剤やモノアミンオキシダーゼ阻害剤を使用している場合。
嘔吐や下痢、便秘、などの消化器症状や、眠気、元気消失、攻撃的になる、などの行動の変化や、まれに多飲多尿や食欲不振などの生理的変化が見られます。
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