イベルメクチン12mg20錠（ストロメクトールジェネリック）

説明

使用対象	人間用
有効成分	イベルメクチン12mg
症状	糞線虫症、疥癬
形状	タブレット
内容量	20錠
保管方法	直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
ブランド	Ajanta Pharma（アジャンタファーマ）
出荷国	シンガポール / 台湾

 

イベルメクチン12mg20錠（ストロメクトールジェネリック）とは

• 寄生虫を殺すための駆虫薬です。
• 服用することで糞線虫症や疥癬の原因である糞線虫やヒゼンダニなどの寄生虫を殺すことができます。
• 寄生虫に対してのみ作用し、寄生虫を麻痺させて死滅させることで感染症を治療できるので安全性が非常に高いのが特徴です。
• 有効成分であるイベルメクチンには抗ウイルス作用が報告されており、新型コロナウイルス（COVID-19）の治療および予防にも効果があるといわれています。
• 現在では世界中の研究機関で治療薬および予防薬として承認に向けて研究が進められています。
• ただし注意点として、水のみで服用するようにしてください。
• 脂に溶けやすい性質があり、高脂肪の食べ物と一緒に飲むことにより血中薬物濃度が上昇するおそれがあります。
• したがって、本剤は空腹時に服用することが望ましいとされています。

新型コロナウィルス治療・予防薬としての可能性

新型コロナウイルス感染症に対するイベルメクチンを使用した臨床試験は既に世界多数で実施されています。

アメリカのユタ大学は、新型コロナウイルス患者にイベルメクチンを投与する臨床試験を実施。研究結果によると、患者の死亡率が低下することがわかりました。

また、最新の研究によれば、有効成分イベルメクチンは新型コロナウイルス（COVID-19）の治療だけでなく、感染・発症の予防薬としての有効性も示唆されています。

北里大学研究所の発表では、世界27ヵ国で91件の治験および治療目的での使用のうち発症予防で89％の改善が認められています。イベルメクチンを服用することで、新型コロナウイルスがヒトの細胞内で増殖する際にウイルスのタンパク質の核内移行を妨害し、それによって増殖を抑制して予防効果を発揮するといわれています。

論文にて結論付けられた、イベルメクチンの新型コロナウイルスに対する効果が以下になります。

 

• 新型コロナウイルスの複製を阻害する
• 強力な抗炎症作用がある
• 新型コロナウイルスの新規感染と発症を防ぐ
• 回復を早め、入院の必要性と死亡率を減少させる
• 国民全体に配布・使用されている地域では、症例死亡率の顕著な低下をもたらす

 

世界中の多くの医師が「効果あり」として、イベルメクチンを新型コロナウイルスの予防・治療に使用するよう主張していますが、まだ国際的にも正式には認可されていません。
日本においても、東京都医師会の会長がイベルメクチンの使用認可を強く推奨しています。

ただし、服用したからといって感染しない確率・重症化しない確率は決してゼロではありません。マスクやアルコール消毒などの感染対策は必ず続けてください。

出典：共同通信社 2021年5月20日掲載「途上国の期待高まる「イベルメクチン」

病院で手に入れる場合

日本では先発品のストロメクトール錠3mgを処方してもらえます。
病院でイベルメクチン12mg1箱分と同じストロメクトール錠3mgを80錠分処方してもらうのにかかるコストは

• ①病院の診察料や処方料 ：3,500～4,500円
• ②ストロメクトール錠3mgの価格 ：1錠652.6円（2021年4月～）×80錠＝約52,210円
• ③合計：約55,710～56,710円もかかります。
• 保険が適用されて3割負担になっても約16,720～17,020円かかります。

イベルメクチン12mg20錠（ストロメクトールジェネリック）のご使用方法

• 腸管糞線虫症：通常、成人は1回当たり主成分として約200μg/kgを2週間間隔で2回水で服用します。
• 疥癬：通常、成人は1回当たり主成分として約200μg/kgを水で服用します。

イベルメクチン12mg20錠（ストロメクトールジェネリック）のご使用上の注意

• イベルメクチンよる治療をする初期には痒みが一過性に増悪することがあります。
• また、疥癬の原因であるヒゼンダニの死滅後もアレルギー反応として全身の痒みが遷延することがあります。
• 特徴的な皮疹の発生や感染が認められない場合、又は痒みが持続しても、特徴的な皮疹の発生や感染が認められない場合には、漫然と再投与しないでください。
• 重症型（角化型疥癬等）の場合、本剤の初回投与後、1～2 週間以内に効果を確認し、2 回目の投与を考慮するようにしてください。

糞線虫症や疥癬ってどんな病気？

• 糞線虫症は米国南部の農村地域を含む熱帯および亜熱帯地域のいたるところで流行しています。
• 人々が汚染された土壌に素肌を曝している場所および衛生状態が悪い場所でよくみられる感染症です。
• 日本では主に沖縄や奄美諸島などに糞線虫がいます。
• ヒト体内に侵入した糞線虫の幼虫は血流やリンパに乗って心臓、肺へ達し、肺胞内から気管をさかのぼり嚥下され小腸上部で成虫になります。
• 糞線虫の症状は感染した部位および感染している糞線虫の数により異なります。
• 皮膚の場合は重度の痒み、肺の場合は肺炎や喘鳴や呼吸困難、腸内であれば腹痛や下痢、食欲不振等があらわれます。
• 疥癬は、疥癬虫、別名ヒゼンダニというダニが皮膚に寄生して起こる皮膚感染症です。
• 体のあちこちに小さな赤いボツボツができて、夜間により強いかゆみを生じるのが特徴的です。

保管上の注意

＜この薬の保管方法は？＞

• 直射日光と湿気を避けて室温（1～30℃）で保管してください。
• 子供の手の届かないところに保管してください。

＜薬が残ってしまったら？＞

• 絶対に他の人に渡してはいけません。
• 余った場合は、処分の方法について薬局や医療機関に相談してください。

使用禁忌・併用禁忌

以下の場合は使用しないでください。

• 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者