イトラコナゾール100mg15カプセル

説明

●水虫の原因になる白癬菌に効果がある抗真菌薬（カビのお薬）で、犬や猫のカビによる皮膚病にも効果があります。
●犬や猫で多く見られる真菌症の一つである皮膚糸状菌症の治療が可能です。
●アトピー性皮膚炎の犬に多いマラセチア性皮膚炎や外耳炎にも効果があります。
●ペットに多いカンジダ症などの真菌症にも効果があります。
本剤の有効成分はイトラコナゾールで1カプセルに100mg含まれています。
有効成分イトラコナゾールは真菌の細胞膜成分に作用して増殖を抑えます。
本剤は1箱に15カプセル入りです。
ペットに与える場合、量を調節するためにカプセルから出して粉の状態で与えることができます。
症状により投与する量は変化しますが、犬と猫は1日1回、体重1kg当たり5〜10mgを基本とします。

都内の動物病院で手に入れる場合の料金

本剤は真菌感染を抑えるお薬のため、動物病院では真菌の検査を行って診断を受けなければ処方されません。その際に必要な費用の目安を以下に示します。

初診料：1,500円程度
検査料：3,000円以上（症状により検査の種類が多くなる場合がある）
本剤と同じ内服薬1週間分：2,000円〜（ペットのサイズで変動）
合計：7,000円程度

本剤は真菌に対するお薬で、細菌感染には効果がありません。
獣医師が指示した量を必ず守って投与してください。
投与量（参考量）：犬・猫、体重1kg当たり、5〜10mg、1日1回
投与期間は獣医師の指示に従って下さい。
01
箱からブリスターを出してカプセルを確認して下さい。破損がある場合は使用できません。

02
必要量が100mgでない場合はカプセルから必要な粉を出して下さい。

03
カプセルをそのまま投与する、あるいは、ご飯に混ぜる、粉をオブラートに包む、ご飯に混ぜる、などの工夫をして与えて下さい。

04
必要量を確実に飲み込んだことを確認した後は、しばらく様子を観察し、異常が現れた場合には直ちに獣医師に相談して下さい。

わかりやすい！動画でイトラコナゾール100mg15カプセルをチェック！

体重や症状により投与量は変化するため、必ず獣医師の指導の下で投与して下さい。
飼い主さんの判断で投薬を行うと症状が悪化したり、二次感染を起こすことがあります。

投与する前後には必ず手洗いして下さい。

フードに混ぜて投与する場合は必ず全量服用していることを確認して下さい。

特に免疫力が下がっている猫や犬、子猫や子犬に多く見られる皮膚疾患で、人間にも害が及ぶことがあるため人畜共通感染症です。
この病気は皮膚に真菌（カビ）が生えることで、ミクロスポラム、トリコフィトンなどの仲間の真菌が原因です。
感染した部分は赤くなったり、円形に脱毛してその部分にフケが出たりするため、英語ではリングワームと呼ばれています。
人間では白癬や水虫とも呼ばれることがあり、この感染症になっているペットを抱っこしたり、使用しているタオルを触ったり、といったことで人にうつる可能性があります。
治療を行わないと感染範囲はどんどん広がっていき、飼い主さんへの感染被害が大きくなる可能性があります。
本剤はこれらの真菌に効果があるため、感染症が重篤な場合は必ず内服をして菌の増殖を素早く効果的に抑制しなければなりません。
予防は環境を清潔に保つことと、日頃から栄養バランスの取れた獣医師推奨の良質なフードをペットに食べさせて免疫力を上げることです。

高温多湿を避け、直射日光の当たらない涼しい場所で保管して下さい。
小さなお子様の手が届かない場所で保管して下さい。

本剤と同じ成分を使用して以前に体調が悪くなったことがある場合は使用できません。
妊娠中や授乳中のペットに投与しないで下さい。

下痢や嘔吐、腹痛、発疹、肝臓機能障害、など。
上記以外の症状でも異常が現れた場合は投与を中止し、早急に獣医師に相談して下さい。

イトラコナゾール100mg15カプセル

　抗真菌薬　 人の白癬などの治療で使用される抗真菌薬（カビのお薬）で、愛犬や愛猫の皮膚糸状菌症やマラセチア性皮膚炎の治療にも使用できる内服薬です。

詳しくはこちら