説明
消費期限 | 2022-12-31 |
---|---|
使用対象 | 犬 |
対象サイズ | 3.0kg以上 (生後12ヶ月以降) |
有効成分 | オクラシチニブマレイン酸塩5.4mg |
症状 | アトピー性皮膚炎・アレルギー性皮膚炎による痒み |
形状 | 錠剤 |
内容量 | 20錠/箱 |
ブランド | Zoetis(ゾエティス) |
出荷国 | シンガポール / 台湾 |
●投薬から最短4時間で効果が現れる即効性が魅力
●安全性が高く、長期使用も可能
「アポクエル5.4mg」は、日本では「アポキル錠」と言う商品名で販売されている犬用の内服薬です。(両者は名前が違うだけで全く同一の薬剤です。)
有効成分「オクラシチニブ5.4mg」には、かゆみの原因物質が細胞内で伝わっていくのをブロックする働きがあります。
従来のアレルギー治療で広く使われているステロイド剤同様、素早く効果(使用後最短4時間)が出る上に、安全性が非常に高いという特徴があります。
ステロイド剤に抵抗のある飼い主さんにとっても安心です。本薬でかゆみを抑えることで、舐めたり引っ掻いたりした結果起こる炎症、出血等二次的症状も防ぐことができます。
遺伝性のアトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が弱っている状態で、人間でも非常に多くの方が悩む病気です。犬の場合、生活環境にあるアレルギー原因物質(ハウスダスト、花粉、カビ、等)を鼻や皮膚等から取り入れることで、大抵1歳~3歳頃に発症します。
初めは皮膚の赤み・かゆみ等一時的な症状でも、徐々に慢性化する傾向にあります。悪化すると症状は全身に広がり、脱毛症状、色素沈着、肥厚(皮膚が分厚くなって、硬く感じる)が発生する可能性があるため、早期治療が重要です。
またほとんどの場合、二次感染により細菌性皮膚炎、マラセチア性皮膚炎(酵母菌の仲間)、慢性的な外耳炎や結膜炎等の症状が出るため、さらなる対策が必要になります。本薬でかゆみをコントロールすることで、このような症状の対策にも繋がるでしょう。
ノミ、食物、接触性、環境等、様々な種類があるアレルギー性皮膚炎ですが、全てに必ずアレルギーの原因物質が存在しています。
アレルギーの治療はアレルギーの原因物質を取り除く必要があり、本薬の治療のみでは不十分です。感染症の管理、アレルゲン除去、食事コントロール、外用ローション使用などのケアが必要になるので、獣医師に相談しながら生活環境の見直しを継続しましょう。
動物病院の場合、アトピー・アレルギー性皮膚炎の診断結果を元に処方されることになります。
アレルギー検査や皮膚検査には病院内で実施可能なもの、不可能なものがありますが、不可能なものは外部の検査機関を利用するため、費用は高額になります。
<都内動物病院の参考費用>
初診料・再診料…~2,000円
院内検査…3,000円〜(実施する検査の内容で費用は大きく変わります。)
院外検査…5,000円〜(採血料も発生する可能性があります。)
薬剤1錠…500円〜
診察・検査のみで10,000円程度見ておきましょう。
アポクエル(アポキル錠)5.4mg20錠のご使用方法
アトピー・アレルギー性皮膚炎以外が原因のかゆみである場合、治療方法が異なります。誤った判断で投薬すると症状が悪化することがありますので、必ず獣医師の指示に従ってください。
01
事前に必要な錠剤のみを取り出し、分割する必要があれば準備をしておきます。
02
錠剤をそのまま与えるか、フードに混ぜて全量を食べさせます。
03
投与した後は、嘔吐等の異変がないか経過を観察してください。
わかりやすい!動画でアポクエルをチェック!
本剤にはオクラチニブが5.4mg含まれています。
有効成分である「オクラシチニブ」の薬用量は犬の体重1kg当たり0.4〜0.6mgとされています。
アポクエル(アポキル錠)には、含有量の異なる3種類の商品がありますので、投薬早見表を参考に、犬の体重に合わせて必要な量を内服させるようにしてください。
※本薬を初めて使用する場合には1日2回の服用が必要です。その後は症状の状態により、最長2週間1日2回の投薬が可能です。その後もかゆみの症状が引き続き見られる場合は1日1回を限度として投薬を継続できますが、1年を超えて継続することはできません。
アポクエル(アポキル錠)を獣医師の指導の下で適切に内服をしていても症状が悪化する場合には、診断を再検討する必要性や、アポクエル(アポキル錠)と併用して適切なスキンケアやその他の薬剤を併用する必要性があるため、必ず獣医師の診察を受けるようにしてください。
期間の調節も獣医師の指示に従ってください。
実際の投与量の調節は必ず獣医師の指示に従ってください。
投与期間が長期に渡る場合には、体重の変動に合わせて適宜、投薬量の調節をおこなうようにしてください。
次のようなペットには使用しないでください。
ワクチン、寄生虫駆除薬、抗生物質等の併用は安全性が確認されていますが、併用する際は必ず獣医師に本剤を服用している旨を報告してください。
指示された量や回数、期間等を絶対に間違えないように投与してください。
投与した後は、手洗いを行ってください。
服用した後は状態を見ながら、異常が見られた場合は、早急に動物病院の受診をして下さい。
本薬は免疫抑制剤(例:ステロイド、サイクロスポリン)との併用はお勧めできません。
生後12ヶ月未満の犬には使用できません。
体重3.0kg未満の犬には使用できません。
本剤は免疫力を低下させるため、重度の感染症がある犬には使用できません。
本薬は若干の免疫抑制作用があります。既に何らかの感染症にかかっていると症状を悪化させる可能性があるため、特に初めての投与は慎重に行う必要があります。
本薬の使用後、何らかの二次感染症が見られることがあります。犬の皮膚の状態等を常に注意深くチェックするようにしましょう。
誤飲を避けるため、使用後の残りは小さなお子様の手が届かない場所にすぐに保管してください。
室温15℃~40℃(20〜25℃推奨)で、外箱の中に保管してください。
シートから出したものは、3日以内で使い切ってください。
レビュー
レビューはまだありません。