説明
消費期限 | 2022-07-31 |
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使用対象 | 犬 |
対象サイズ | 3.0kg以上 (生後12ヶ月以降) |
有効成分 | オクラシチニブマレイン酸塩16mg |
症状 | アトピー性皮膚炎・アレルギー性皮膚炎による痒み |
形状 | 錠剤 |
内容量 | 20錠/箱 |
ブランド | Zoetis(ゾエティス) |
出荷国 | シンガポール / 台湾 |
●日本でアポキル錠として販売されており、長期使用する場合でも安全性が確立しています。
日本ではアポキル錠と言う商品名で販売されています。
両者は全く同一の薬剤で、有効成分オクラシチニブ16mgが含まれています。
従来のアレルギー治療で広く使われているステロイド剤と比較すると、同様に素早く効果が出る上に、安全性は非常に高く、ステロイド不安のある飼い主さんにとっても、痒みで精神的にもストレスを感じている犬にとっても、良いことばかりの治療薬です。
オクラシチニブは、痒みを起こす物質の細胞内での伝達をブロックして痒みが起こらなくなるように働き、最短で4時間後には痒みが和らぐことがわかっています。その結果、犬が皮膚を掻く行為を辞め、二次的な問題である、舐めたり、引っ掻くことで起こる炎症や出血、顔面の痒さにより眼を傷つける、などはなくなります。
本剤は免疫を少し抑制するように働きます。そのため、すでに何かの感染症がある場合には、その症状を悪くしてしまう可能性があるため、特に初めての投与は慎重に行う必要があります。
痒みの原因となるアレルギー性皮膚炎には沢山の種類がありますが、犬の場合、代表的なものはノミアレルギー、食物アレルギー、接触性アレルギー、環境アレルギー、などです。
しかし、全てのアレルギー性皮膚炎で共通して言えることは、必ずアレルギーの原因物質が存在することで、本剤は痒み症状を緩和しますが、アレルギーそのものを治療するお薬ではありません。例えば、ノミアレルギーの場合であれば、ノミを駆除することが必須であり、食物アレルギーであれば原因となる食物を取り除き、指定された療法食のみを食べる必要があります。
遺伝が関係しているアトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が弱っており、人間でも非常に多くの方が悩む病気です。犬は環境にあるアレルギー原因物質(ハウスダスト、花粉、カビ、など)を鼻や皮膚などから取り入れてしまい、大抵、1歳ぐらいから3歳ぐらいまでに発症します。
原因にもよりますが、季節毎に、あるいは季節に関係なく、皮膚が赤くなったり、痒みを経験することなどから始まります。やがて、特徴的な部位(顔、耳、肉球や肢の先、脇腹、鼠径部、腋の下)は赤く、痒みが出て脱毛するような症状が集中するようになります。
慢性化すると色素沈着や肥厚(皮膚が分厚くなって、硬く感じる)も見られることがあります。そして、ほとんどの場合、二次感染により細菌性皮膚炎、マラセチア性皮膚炎(酵母菌の仲間)、慢性的な外耳炎や結膜炎、などに悩まされるようになります。
そこで、まず本剤を使って痒みを和らげてあげることは必要ですが、感染症管理やアレルギー原物質除去、食物のコントロール、などをしっかりと行い、皮膚のバリア機能を上げる外用ローションを塗布する、なども常に行わなければなりません。ですから、本剤のみに頼ることはせず、生活環境全体を犬にとって快適な状態に整えてあげることも必要になります。
動物病院の場合、診断名によって本剤を処方されることになります。アレルギー検査や皮膚検査は、病院内で実施可能なものと不可能なものに分かれます。
不可能なものは外部の検査機関に送られるため、費用は非常に高くなります。
以下に都内の病院での参考費用を示します。
初診料・再診料 基本的に 2,000円以下
院内検査 3,000円〜(実施する検査の内容で費用は大きく変わります。)
院外検査 5,000円〜(アレルギー検査で採血する場合は採血料も発生する可能性があります。)
薬剤1錠 500円〜
診察・検査のみで10,000円近くかかることになります。
犬が痒みを感じる原因は様々で、この薬剤はアレルギー、あるいはアトピー性皮膚炎と獣医師に診断が下された犬に対してのみ使用するものです。
それ以外の痒みである場合には治療方法が異なります。誤った判断で投与すると症状が悪くなることがありますので、必ず獣医師の指示に従って下さい。
01
本剤は 1シートに10錠ずつ2枚入っています。必要な錠剤のみを出して、誤飲を避けるため、残りはすぐに保管して下さい。半錠などが必要な場合は、分割して用意して下さい。
02
錠剤をそのまま与える、あるいは、フードに混ぜて全てを食べていることを確認して下さい。
03
投与した後は、嘔吐などがないか経過を観察して下さい。
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本剤はオクラシチニブが16mg含まれています。
体重 1kgにつき、オクラシチニブが 0.4〜0.6mg必要とされています。便宜上、1/2錠や1錠、といった形で与えることが飼い主さんには負担にならないため、次のような基準で投与する必要があります。
※内容量の違う3種類(3.6mg, 5.4mg, 16mg)のお薬を準備しております。ペットの体重に合わせてお選びください。
1日2回、経口投与してください。
犬でも体重の変動があるため、投与量の調節は獣医師の指示に必ず従って下さい。
本剤を初めて投与する場合には 1日 2回の服用が必要です。その後、症状の状態によりますが、最長2週間までは 1日 2回の投与が可能です。
それ以上痒みの症状がある場合などは、1日1回を限度として継続することができますが、1年を超えることはできません。詳細は獣医師の指示に従って下さい。
次のようなペットには使用しないでください。
体重3kg未満の犬
12ヶ月齢未満の犬。
腫瘍のある犬。
重篤な感染症にかかっている犬。
免疫機能を抑制する疾患(副腎皮質機能亢進症など)の犬。
指示された量や回数、期間、などを絶対に間違えないように投与して下さい。
投与した後は、手洗いを行って下さい。
投与した直後からしばらくは経過を観察し、嘔吐などを認めた場合は、直ちに獣医師に相談して下さい。
アレルギーの治療はアレルギーの原因物質を取り除く必要があり、本剤のみでの治療では不十分です。
生活環境の見直しなどは、獣医師に相談して下さい。
この薬剤は、免疫抑制を起こすような薬剤(例:ステロイド、サイクロスポリン)との併用はお勧めできません。
生後12ヶ月未満の犬には与えることができません。
体重 3.0kg未満の犬は使用できません。
本剤は免疫力を低下させるため、重度の感染症がある犬は使用できません。
副作用(嘔吐、下痢、元気がない、唾液分泌過多など)が見られた場合、使用を中止してすみやかに獣医師の指示に従うこと
過敏症状(かゆみ、発赤、発疹など)が見られた場合、獣医師の指示に従うこと
副作用が見られた場合は、速やかに獣医師にご相談ください。
小さなお子様の手が届かない場所に保管して下さい。
箱のままで室温 20〜25℃に保管して下さい。
シートから出した場合、 3日以内で使い切って下さい。
アトピー性皮膚炎 日本では「アポキル錠」という別名で販売されている内服薬です。アトピー・アレルギー性皮膚炎によるかゆみを素早く鎮めます。安全性が高く長期使用が可能で、かゆみに悩む犬の心強い味方です。
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