アポクエル（アポキル錠）16mg100錠

説明

犬のアレルギー性皮膚炎によるかゆみの治療薬として、世界中の獣医師が1番に選択しています。
アトピー性皮膚炎の治療薬であるシクロスポリンよりも素早く効果が現れます。
かゆみを素早く緩和することで、なめる、ひっかく、といった行為を抑制し、皮膚のダメージを防ぎ、バリア機能の低下を軽減します。
ステロイドと同様の抗炎症効果が長期間示されています。
1箱100錠入りで体重40kg未満の大型犬の場合、およそ3ヶ月の治療が可能です。
有効成分はオクラシチニブで、1錠に16mg含まれています。
非ステロイド系のオクラシチニブは、かゆみや炎症の原因となる特定のサイトカインを標的とし、免疫系への影響を最小限に抑えながら、アレルギー性皮膚疾患の症状を緩和します。
製造元のZoetisは動物医薬品を専門とした製薬会社で、世界トップクラスのメーカーとして、小動物から産業動物までを対象とした多様な製品を販売しています。

犬の体重1kg当たりオクラシチニブ0.4mg、1日2回、最長2週間を目安に投与します。
症状に応じて断薬や1日1回の投与に減量し、1年を超えての継続投与はできません。
01
容器から必要量を取り出してください。

02
錠剤のまま投与する、あるいはトリーツやフードに混ぜるなどをして与えてください。

03
完全に飲み込んだことを確認した後は、しばらく様子を観察してください。

1錠を分割して使用する場合は3日以内に全てを使い切ってください。
免疫抑制効果があるため、使用開始前に必ず感染症の確認をしてください。
使用中は常に二次感染に留意して皮膚の管理を行ってください。
アレルギー治療は、アレルギー原因物質を環境から取り除き、指定された療法食のみを併用することが必要です。

直接手で触れたあとは、必ず手洗いをしてください。

内服が難しい場合に使用するトリーツも、必ず獣医師が指示したものを使用してください。
下痢や嘔吐が見られた場合は、獣医師の指示に従って投薬の継続を判断してください。
犬の食物アレルギーってどんな病気？
人間の食物アレルギーは多くの場合、喉が腫れて非常に重篤な状態に陥ることがありますが、犬の食物アレルギーは全く異なる症状を示します。
犬の場合、最もよく見られる症状はかゆみで、はじめは飼い主さんも食物が原因と気が付かないこともあります。
季節に関係なく発症し、痒みは全身に及ぶこともあれば、耳や足に集中することもあります。
耳や皮膚の感染症が慢性的、または反復的に起こることも典型的で、中には、嘔吐や下痢、心臓がどきどきする、といったことを経験する犬もいます。
症状は幼少期（1歳前）に始まることが多いですが、いつでも発症する可能性があります。
食物アレルギーを持つ犬は、一般的に動物性または植物性の食事成分に由来するタンパク質にアレルギーを起こします。
原因として、牛肉、乳製品、小麦、鶏肉がよく知られていますが、食物アレルギーの発症には時間がかかります。
そのため、犬は症状が出る前に原因となる食材をかなり長い間食べ続けている可能性があります。
放置しておくと、かゆみから犬の精神状態が不安定になり、皮膚は引っ掻いた傷によって二次感染を起こしたりします。
治療はアレルギーの原因となるフードを避けることが必須ですが、それに加えてかゆみ症状を一刻も早く止める必要があるため、アポクエルやステロイド剤を投与します。
アレルギー体質の犬は複数のものに対してアレルギー反応を示すことが多く、生涯に渡ってフード管理（療法食のみ投与）や、生活環境に対しての配慮も必要になります。
遺伝的な体質もありますが、予防は、普段から上質なドッグフードを使用し、偏りのない栄養バランスを心がけることに加え、定期的な健康診断が必要です。

他の容器には入れ替えずに保管してください。
室温15〜25℃で、直射日光の当たらない乾燥した場所で保管してください。

以下の場合は使用しないでください。

生後12ヶ月未満、あるいは体重3kg未満の犬。
獣医師が処方した対象の犬以外の動物やヒト。
何らかの感染症にかかっている、あるいは疑いがある場合。
衰弱している場合。
妊娠中、授乳中、繁殖予定がある犬。
副腎皮質機能亢進症や悪性腫瘍の疑いがある犬。
免疫抑制効果があるため、ワクチン接種を予定している、あるいは接種直後の場合。

皮膚に異常（発疹、炎症、かゆみ、など）、下痢、嘔吐、眠気、血液異常（白血球減少、赤血球減少）、マラセチアなどの病原菌により感染症、など。

アポクエル（アポキル錠）16mg100錠

　アトピー性皮膚炎　 犬のアトピー性皮膚炎や、ノミアレルギー性皮膚炎などにともなうかゆみを素早く緩和する、非ステロイド系アレルギー治療薬です。

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