説明
使用対象 | 犬 |
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対象サイズ | 全サイズ |
有効成分 | シクロスポリン25mg |
症状 | アトピー性皮膚炎、痒み |
形状 | カプセル |
内容量 | 15カプセル |
ブランド | Elanco(エランコ) |
出荷国 | シンガポール / 台湾 |
●シクロスポリンを有効成分とした非ステロイド性のお薬ですが、その効果はステロイド剤と肩を並べるほどの高さで、7割近くの犬は投与量を減らしていくことができています。
メーカーのエランコは、伴侶動物、牛や豚、鶏、などの産業動物の栄養管理、病気の予防、及び治療に大きく貢献している信頼性の高い会社です。
小型犬のためのアトピー性皮膚炎治療薬で、痒みや炎症を抑えて飼い主さんと愛犬の生活の質を確実に向上させてくれる飲み薬です。
痒みや炎症を抑えるために使われているステロイド剤と同様の高い効果があり、症状が改善したら、投与量を少しずつ減らしていくことも可能です。
本剤に含まれるシクロスポリンは免疫抑制剤と言われており、アトピー性皮膚炎の過剰な免疫反応を抑え、痒みを和らげてくれます。
激しい乾癬(カンセン)、腎炎症候群を含む様々な自己免疫疾患にも有効です
本剤は、小型犬(体重 4〜7.9kg)のアトピー性皮膚炎を治療する非ステロイド系薬剤で、主な症状である痒みや炎症に効果があります。
本剤には、シクロスポリンという真菌を元にした物質が 液状になって25mg含まれています。アトピー性皮膚炎は痒みなどを主徴とする難治性の皮膚病で、原因はアレルギーに関係している様々な免疫細胞の過敏な反応です。シクロスポリンは、これら複数の免疫細胞に作用して症状を緩和して行きます。
推奨されている犬の投与量は、毎日1回、体重1kg毎に5mg (最低 3.3mg 最高 6.7mgの範囲で調節することができます)で、この量を1ヶ月継続します。獣医師によって症状が軽減して来たと判断された場合は、徐々に投与量を減らしていくことになります。(例:2日に1回、週に2回、など)
投与開始から2週間程度で症状が治まってくる場合が多いですが、個体差があります。また、2週間で改善した場合でも直ちに投薬を中止することはせず、獣医師の指示に従って下さい。
4週間の連続投与を行なった後でも症状があまり改善しない場合は、他に併用する薬剤が必要になることもあります。
本剤をステロイド剤と併用した場合、症状を和らげる効果が早く、また、ステロイド剤の投与量を徐々に減らしていくことが可能になります。
シクロスポリンの作用によって免疫力低下の状態になるため、二次感染を起こしやすくなります。また、発がん性も確認されていることから、投与を始めた場合には、常に獣医師の診察を受け、二次的な問題が起こらないように十分な注意を払って下さい。
既に感染症を発症している場合には、その治療を優先する必要があります。
本剤はアレルギー治療に広く使われている抗ヒスタミン剤とは異なる薬剤です。
錠剤は薬液を中に含んだ楕円状のソフトカプセルです。
アトピカ25mgの対象犬は体重 4 〜 7.9 kg です。この範囲の犬に1錠ずつ投与します。
※生後6ヶ月未満の子犬には投与できません。
妊娠犬や授乳中の犬、また、交配した雌犬に対しては投与できません。
本剤の作用は犬の免疫力を低下させることになるため、投薬中にワクチン接種を行う際は、ワクチンの種類を確認して下さい。生ワクチンの接種はできません。
シクロスポリンの作用として、血糖値の上昇が見られることがあります。特に糖尿病患畜に対しては、血糖値のモニターを正確に行って下さい。
抗真菌剤の種類によっては、本剤を併用すると、有効成分シクロスポリンの血漿中の濃度が上昇する可能性があります。併用を必要とする際は慎重に行なって下さい。
腎臓機能・肝臓機能が低下している犬に対する投与は控えて下さい。
高齢犬は健康診断をまめに行なって、体調に注意しながら投与して下さい。
人間の子供や成人で、この有効成分を摂取したことで痙攣を起こした症例があり、他の薬剤の併用(例:ステロイドなどを高濃度で併用)の場合は、投薬を慎重に行いましょう。
動物病院では必ず診察をし、その時の診断によって必要であれば本剤を処方します。以下に都内病院の例を挙げます。
診察料:初診料1,500円、再診料500円〜
アトピカ25mgの料金:1週間分 5,000円程度
合計:5,500円〜6,500円程度
アトピカ25mgのご使用方法
通常4週間以内くらいはアトピカを毎日一度使用してください。
一日おきにアトピカを与えることもできます。
アトピーの兆候が軽減されてきた場合には、 3~4日間毎に与えるようにしてもいいでしょう。 空腹の状態で与えるようにしましょう。(食餌時間より最低でも1時間前、食後の場合なら2時間以上経過していること)
投与量は体重1kgあたり5mgを基準に計算します。
アトピカ25mg
4 – 8kg/1カプセル
アトピカ50mg
8 – 15kg/1カプセル
アトピカ100mg
15 – 29kg/1カプセル
※29 – 36kg/50mgを1カプセル×100mgを1カプセル
36 – 55kg/2カプセル
01
ブリスターを開封する際には、手袋などの着用しましょう。
02
カプセルを直接犬の口に入れて下さい。
03
副作用として嘔吐などが見られることがあります。投与後は必ず観察してあげましょう。また、異変を認めた際は獣医師の指示に従って下さい。
わかりやすい!動画でアトピカ25mgをチェック!
投与し忘れてしまった場合は、早急に投与して下さい。また、1日に1回以上の投薬をしないで下さい。
カプセルを取り出す際に特有の匂いを感じても、問題はありません。
使用済みのブリスターは、紙に包むなどして捨てましょう。
投薬時には手で直接触れることはせずに、手袋などを使用して下さい。
カプセルの中には薬液が入っているため、カットするなどをして分けて与えることはでいません。全量を必ず服用することが必要です。
・初めて投与する際に、3割程度の犬に副作用(下痢、嘔吐、などの消化器系の症状)が一時的に現れることがあるため、投与後の観察を慎重に行なって下さい。副作用は投与を続けていくことで、軽減されることが多いですが、獣医師に必ず相談して下さい。
保管の際には、必ず本剤の箱を使用して下さい。
15〜25℃の範囲で保管して下さい。
お子様や愛犬(あるいは他のペット)が誤飲などをしないように、保管場所に気をつけて下さい。
このお薬は犬のアトピー性皮膚炎治療薬です。犬以外の動物に与えないでください。
現在、あるいは過去に腫瘍(種類は無関係に)と診断されたことがある犬には与えないでください。
本剤の成分に過敏症が疑われる場合は、与えないで下さい。
下痢、嘔吐、などの消化器系の症状が現れることがあります。使用開始初期に現れ、一時的なものが多いですが、異常が見られた際は速やかに獣医師にご相談ください。
アトピー性皮膚炎 アトピー性皮膚炎、乾癬、腎炎症候群など自己免疫疾患に効果がある非ステロイド性の治療薬です。シクロスポリンを有効成分とし、皮膚の炎症を抑え痒みを和らげます。
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