説明
消費期限 | 2023-02-28 |
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使用対象 | 犬 |
対象サイズ | 2kg以上 (生後6ヶ月以降) |
有効成分 | シクロスポリン25mg |
症状 | 慢性アレルギー性皮膚炎、炎症性腸疾患、アトピー性皮膚炎、痒み |
形状 | カプセル |
内容量 | 30カプセル/箱 |
保管方法 | 30℃以下の湿気の無い場所で保管。ただし冷蔵保管しないこと。 |
ブランド | Sava Vet(サヴァ・ヴェット) |
出荷国 | シンガポール / 台湾 |
●本来高額なお薬でも、お財布に優しいジェネリック医薬品なので経済的!
●炎症性腸疾患など、様々な自己免疫疾患にも効く!
アレルギー反応とはそもそも、本来病原体などの異物に反応する免疫機能が体に害のないものまで異物と見なしてしまい、炎症反応を起こすことです。
「アイチュミューン」は、このような慢性アレルギー性皮膚炎の症状緩和のために使われる「アトピカ」のジェネリック医薬品です。
「アトピカ」は、投与した犬の7~8割に効果があると報告されており、実績のあるお薬として多くのアトピー性皮膚炎の犬に処方されています。
本薬には「シクロスポリン」という、土壌のカビ由来の有効成分が入っています。これが犬のリンパ球に作用し、炎症の原因となる物質(炎症性サイトカイン)の産生が抑えられます。
結果的に、アレルギーの原因となる過剰な免疫反応が抑制され、アレルギー性皮膚炎による痒みが抑えられます。
また、本薬は炎症性腸疾患(IBD)など、腸で生じる免疫の過剰反応への治療薬としても使われています。
本薬はステロイド剤との併用も可能です。併用することでステロイド剤の使用量を減らすことができるので、副作用を抑える効果も期待できます。
効果が出るまでに4~8週間程度かかるので、すぐに変化が現れないからといって効果が出ないと判断してしまわないように注意しましょう。基本的には継続投与が重要で、皮膚や血液検査の状態を確認し、量を調節しながら飲み続けるお薬です。
動物病院で処方される場合は、初診の場合は初診料がかかり、その他診断のための検査費用なども想定されます。
初診料:(1,000~1,500円程度)もしくはその半額程度の再診料
血液検査:(2,000~3,000円程度)
免疫抑制剤代金・抗生剤代金:15,000~35,000円
合計:20,000~40,000円程度
シクロスポリン製剤は高額なお薬なので、20,000~40,000円はみておく必要があり、病院で処方されると経済的な負担が大きくなります。
細菌や真菌(カビ)感染が原因の皮膚炎の場合は、本剤の投与でかゆみが悪化することがあるので、獣医師の指示を受けてから投薬するようにしてください。
既に治療を開始していて、症状が落ち着いている段階であれば、かかりつけ医師にジェネリック医薬品の使用を相談してから利用を開始しましょう。
ただし、症状が悪化した場合や、お薬の量や投与タイミングを変える場合にも、獣医師に相談することをおすすめします。
免疫抑制剤ですので、量を間違えてしまうと必要以上に免疫を抑えることになり、悪影響が生じることがあります。過剰投与を避けるため、必ず投与前に犬の体重を計り適量を与えるようにしましょう。
体重1kgあたり5mgを基準としますが、詳細な投与量はかかりつけの獣医師の指示に従ってください。
投与開始から4週間は毎日口から飲ませます。4週間以降改善が見られれば、1日おき、もしくは週2回の投与に減らすことができます。
経口で、食前1時間前もしくは食後2時間後に与えましょう。
余ったお薬は、密閉して1週間程度であれば使用できます。密閉できなかったもの、1週間以上経過してしまったものは成分が変質する可能性があるので、廃棄してください。
アイチュミューン25mg 30カプセルは1カプセル25mgになります。
【4kg以上~8kg未満】:25mg
【8kg以上~15kg未満】:50mg
【15kg以上~29kg未満】:100mg
【29kg以上~36kg未満】:150mg
【36kg以上~55kg未満】:200mg
01
体重4kg~8kgの犬には、1回につき1カプセルを投与します。まずは袋からカプセルを取り出してください。それよりも軽い場合は、犬の体重1kgあたり5mgのシクロスポリン量を基準にして量を調節します。(例:体重1kg→5分の1カプセル、体重2kg→4分の1カプセル)
02
少量のフードに混ぜるか、歯肉に塗り込んで投与します。食事の前後2時間を避け、空腹時に与えるようにしてください。
03
投与後は安静にし、数時間は経過を観察してください。
わかりやすい!動画でアイチュミューンをチェック!
コリー、シェットランドシープドッグ、ボーダーコリー、コリー系の雑種、シェパードへの投与は慎重に行わなければなりません。これらの犬種は遺伝的にMDR1遺伝子が欠損している場合があり、薬の代謝排泄がうまくいかず体内に蓄積する傾向があり、副作用が強く出る場合もあります。必ず獣医師に確認するようにしてください。
体重を計り、サイズがあっているか確認してください。(本剤の対象は12kg~22kgの犬です)
投与前にフィラリア症に感染していないか検査してください。フィラリア感染があることを知らずに投与した場合は最悪ショック死に至ります。
投与後24時間以内に嘔吐や下痢を起こすことがありますので、投与後は様子をよく観察してください。
オーナーの方の注意事項
過去にシクロスポリン過敏症と診断された方は、触らないようにしてください。
薬剤は肝臓で代謝されるので、投与する前には必ず血液検査で肝臓の状態を確認してください。また、定期的に血液検査を行い、肝臓への影響をモニタリングしながらの使用をおすすめします。
誤って薬剤を投与してしまった場合は、すぐに獣医師の診察を受けさせてください。吐き気、嘔吐、頭痛、頻脈、肝機能低下などを引き起こす可能性があります。
約3割の犬に、下痢や嘔吐等の副作用が見られます。これらの症状は一時的なものと考えられ、自然に改善することが多いのですが、症状が出た場合には念のため獣医師に相談することをおすすめします。
小児の手の届かない場所に保管してください。
外箱に入れて保管し、直射日光と高温を避けてください。
30℃以下の湿気の無い場所で保管してください。ただし冷蔵保管しないでください。
悪性腫瘍(ガン)のある犬では症状を悪化させる可能性があるので、使用しないでください。
本薬剤を使用している期間にワクチンを接種する際は、必ず獣医師にご相談ください。
ジギタリス、抗生剤、抗てんかん薬、メトクロプラミド等の胃腸調整薬、気管支拡張剤、利尿剤を併用する際も、必ず獣医師にご相談の上ご使用ください。
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