また　幸せになろう

今年の始めに、一人暮らしの飼い主さんが亡くなり、家に猫が取り残され、誰もご飯をあげられないでいるとのご相談で動き出した案件。

「取り残された２匹の飼い猫　急がないと！」

 

 

警察に交渉し、何度も何度もお願いをさせて頂き、ついに保護が出来た６匹の猫達

 

当初は２匹と聞いていたが、実際は６匹。

現場で慌てて「洗濯ネット！」「キャリー！」の声が飛び交い、

Ｍ代表の「取りこぼしたら最後だから！必ず全部ここから一緒に出る」の思いに、メンバーも必死に捕獲＆捜索をした。

６匹は、メンバー宅、シェルターに分散し、ねこけん保護猫生活スタートした。

 

 

6匹の中で、最も人馴れしていないと思われるキジ白の男の子

仮名は「ケンタ」

飼い主さんだけになれていたのか…

飼い主さんにもなれていなかったのか…

大好きな人が急にいなくなり心を閉ざしているのか…

 

保護当日は…

数日たっても

が！

隔離期間を経て、つい最近から、保護猫仲間と共同生活が始まりました。

 

６匹で生活をしていたケンタに合わせて、6匹のお部屋に入りました。

が…

ケンタ「どどど？どこ？ここ？知らない子ばっかり💦」

不安を隠せないケンタ

 

すると似たような感じの、ちょびこが…

ちょびこ「あんた誰？」

ケンタ「ぼぼぼぼ　僕はケンタででっでででで…です！」

ちょびこ「あんた、なんか他人と思えないのよね」

ケンタ「ええええっえ💦　それはちょっと　ちがう…みたいな…　」

ちょびこ「いいわ、そんなに不安なら、私が面倒見てあげるわ！他人と思えないし…」

と、言う事で、ちょびこ姉さんに、色々と保護部屋での生活の仕方を教えてもらいながら、シェルター大部屋生活が始まりました。

 

ちょびこ「みんな、ケンタの事、仲良くしてやってね」

ボイス「うん！いーよー」

まゆみ「ちょびこと似ているような似ていないような…」

ケンタ「みみみ　皆様　よ　よよよ宜しくお願いします」

あさり「私より怖がりね…ふふっ」

なかなか心を許してくれないケンタ

愛らしいお顔ですが、どことなく寂しそうです。

 

飼い主さんとはどんな生活を送って来たのかな…

お部屋や、彼らの様子から、可愛がられていたのはわかります。

大きな一軒家の中で、飼い主んさんと６匹との生活

毎日毎日、どのように過ごしていたのかな…

 

あの日

ねこけんは、亡くなった飼い主さんの気持ちが心から離れなかった

「あの子達を助けて」

「お願い助けて」

 

お亡くなりになる前に、近所の方に

「私に何かあったら猫達をお願いします」と頼んでいた飼い主さん

猫達を可愛がっていた事はお部屋のあちこちから伝わって来た。

 

そして猫達と家の外へ出て、公園で手を洗っていた時

ねこけんチームの中の２名が

「ありがとう！ありがとう！」と心に何かが、入ってきて、

涙が止まらなくなった。

あの時の不思議な安堵感。

 

猫達には、空腹が癒えるより、恐怖と不安が大きかったと思うけど…

 

ケンタ

君たちのママさんは、君たちの事をとても心配していたと思うよ。

だから、大好きなママさんを心配させないように、必ず幸せになろうね！

ケンタは、まだ怖い気持ちが強いと思うけど

ここは安心して、以前のように過ごせるところ

愛情満載

愛の源泉かけ流しだからね

 

もう、

怖がらなくていいよ…

仲よくしよう！

そして

また

幸せになろうね！

 

 

お知らせ

現在ねこけん動物病院　練馬診療所では、

ＦＩＰ治療に力を入れております。

遠方で、近くに病院がない方等

往診も可能です。

遠方の方も諦めずに、ご相談ください。

お問い合わせはメールにて！

 

 

 

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　3月14日　中野本店（第二日曜日）
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Source: ＮＰＯ法人ねこけん